ボタンホール穿刺で感じたこと

2008/9/2 火曜日

血液透析には必ず「穿刺」と言う手技が伴うわけで,この事が透析導入時の「ストレス」要因になったりします。特に私の場合は :(

透析用の穿刺針は,よく見る「注射針」とは比べものにならないくらい「太い!」のですが,穿刺時の痛みだけを我慢すればいいのだと思いこんでいました。

ところが・・・です。穿刺位置によって「恐ろしく痛い」ポイントがあるようなんです。まさに激痛を伴い,その傷みが何時間も続く場合があります。

痛いと言うことは「生きている証拠」だと言う人もいますが,透析中ズーッとシャント側の腕がピクツクほど痛むのは異常です。

ところが,この「穿刺及び留置に伴う痛み」が「ボタンホール穿刺」を行うようになって,かなり軽減されたように思うのです。噂通りです。 :-p

勿論,ボタンホール穿刺でも最初に行う通常針での穿刺が激痛を伴う場所で有れば,どうなるかは不明です。経験がありませんので。・・・私の勝手な推測では,穿刺痛が強烈なのは「神経に触った」が正しいのだと思いますが,留置中もズーッと痛いというのは「静脈弁」を貫通したか,弁の際から穿刺したときでは無いだろうかと思っています。だから抜針後も痛みは続きますし,下手をすると次回透析時まで痛むときがあります。

静脈弁の位置を探る手技は有るそうなんで,その辺はスタッフの「技量の差」と言うことになりますね。

そう言うことで,痛みのない穿刺。一人でも出来る穿刺がボタンホール穿刺でしょうし,その道具が「ペインレスニードル」や「ダルニードル」と言うことになります。

残念ながら今のところ,ペインレスはメディキット(株)でしか扱っていませんし,ダルニードルはAVFタイプとクランプキャスタイプが有りますが,何れもニプロ(株)だけです。

ボタンホール穿刺も,高価なBHキットを使わずにペインレス→ダルと順に反復穿刺を続ける方法を取られますが,ペインレスはダルに比べて割高とのことで,通常針から直ぐにダルへ移行するケースもあります。私のところはこの方法でした。

勿論,ダルからスタートとなるとルートの確保も難しく,失敗も多くなりますし,血管の近くで探ってしまう事による「間違ったルートの形成」と言う問題も有るようです。

しかしそれ以上に「ルート形成が早い」「いつでも作り直せる」と言うメリットもあり,HHDに移行してしまった今では,この方がHHD向きの手技のように思えます。