CAPDが少ないのは説明不足?

2008/9/2 火曜日

中日新聞の電子版に連載されている記事に,少し疑問が・・・

「増える透析」と題してのシリーズですが,その3回目で「選択 生活や性格に合わせて」と言う記事ですが,腎不全になった結果,選択できる治療方法は「血液透析,腹膜透析,腎臓移植」の3つで,血液透析に比べて腹膜透析,中でもCAPDが少ないのは「医療側の説明不足にある」としています。

更にはにCAPDついての説明が出来ないのは「医師の知識不足」とまで・・・

どうも,この記者が自身の「知識不足」を指摘したいですね。いまさら,CAPDは血液透析と対等な選択肢ではないはず。

血液透析を導入するために,いろんな障害がある場合の緊急避難的な要素しか考えられない様に思うのですが,どうなんでしょう。

一旦,腹膜にカテーテルを挿入して,何回か「腹膜炎」を発症し,数年後に腹膜硬化症となり「CAPDからの離脱」目的で「カテーテルの剥離手術」・・・そんなことまで,ちゃんと説明できているんでしょうか?

もし「腹膜透析」を得意とする医師なら上記の事実はむしろ「隠す」んじゃないでしょうか?CAPD推進派にとって,このような「ノイズ」は「不要」な訳ですから。

ならば,「腹膜透析を選択肢として進められないのは,医療側の知識不足」とは言えないと思います。

少なくとも私の場合は「腹膜透析なら尿量を2年以上維持できる」と言う言葉に引きつけられましたが,カテーテルを留置し続けなければならないこと,清潔を保たなければならないこと,何より「テープまけ」し易いこと,等からこれを選択肢とはしませんでした。何れ血液透析に移行するのなら,早いほうがいい!と言う考えです。そう言う方が結構居られると思います。

最近では,CAPDの欠点が「患者にも」判ってきたこともあり,知識のある患者はCAPDを選択しないと思います。・・・患者向け冊子「腎不全の治療選択」と言うのが楽しみですね。