[[専門用語]]

血液透析では,血液を体外に取り出す為のルートを確保しなければなりません。

通常は先端が鋭利な金属針で血管を切り込んで,外筒と言われるカニューラを挿入するのですが,毎回新しいところを穿刺することで,苦痛を伴いますし,希に「琴線に触れる」様な痛みを覚える場合があります。

ですから,在宅血液透析([[HHD]])を行うに当たって,患者が最も躊躇するのがこの「穿刺」と言う作業で,しかも殆ど「自己穿刺」を行うことになります。

この障害を無くす目的で考え出されたのが「ボタンホール穿刺」と呼ばれるものです。

ボタンホール穿刺は,同じ穿刺位置に毎回穿刺し続けることで,ボタンホール(ここで言うボタンとは,どちらかと言うとスナップボタンのような形状)を形成するという穿刺方法で,ボタンホールが形成されてからは,先端を鈍く丸められた「ダルニードル」や,棒状に加工された「ペインレスニードル」等が使用されます。

この「ボタンホール形成」もいろんな手法があって,私の知る限りでは

-[[同一部位反復穿刺法]]
--何回か「同じ位置」に「同じ角度」で「[[通常針]]」を用いて穿刺
---ルートが確保されれば[[ペインレスニードル]]にて穿刺
---慣れてくれば[[ダルニードル]]に変更
---ルートが確保されれば最初から[[ダルニードル]]にて穿刺
-[[BHスティック:バイオホールスティック]]留置法
--最初は[[通常針]]穿刺を行い,透析終了後[[BHスティック:バイオホールスティック]]と呼ばれる小さなプラスチックの画鋲を留置する
-[[BHスティック>バイオホールスティック]]留置法
--最初は[[通常針]]穿刺を行い,透析終了後[[BHスティック>バイオホールスティック]]と呼ばれる小さなプラスチックの画鋲を留置する
--これを1〜2週間続けて確実にボタンホールを形成する
---ルートが確保されれば[[ペインレスニードル]]にて穿刺
---慣れてくれば[[ダルニードル]]に変更
---ルートが確保されれば最初から[[ダルニードル]]にて穿刺

私の場合は,

-[[BHスティック:バイオホールスティック]]が高価な割には,それ程確実ではない(形成し直す場合もある)
-[[BHスティック>バイオホールスティック]]が高価な割には,それ程確実ではない(形成し直す場合もある)
-[[ペインレスニードル]]は血管外壁上をスベリ易く,高価
-慣れれば[[ダルニードル]]だけでもボタンホールは形成できる

と言う理由から

 同一部位反復穿刺法 + ダルニードル

でボタンホール穿刺を行っています。

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